2012年05月18日

英語の You know...は日本語の「あのぅ...えー...」の意味

先日、オリンピックがらみで ある日本人の女性水泳選手の日本語のインタビューを聞いていたら、会話中に連発する「あのぅ...」という間を持たせる言葉が英語の“You know...(ユーノゥ...)”に聞こえておもしろかった。

よく英語話者は会話中に、“You know...”を連発する。英語非母語者の我々にとっては、いちいちこの“You know...”も翻訳しがちだが(実際、私も英語ビギナーの頃はいちいち頭の中で「あなたがご存知のように...」などと変換してしまい、「なんかしつこいなぁ」と感じたりしてしまっていたのだが)、実際はこの連発される“You know...”にはたいした意味がない。

会話中に間を持たせるために「あのぅ....えーっと...んー....」を連発させるのと同じ意味である。

そういえば「あのぅ....」も“You know...(ユーノゥ...)”も音(響き)が似ている。会話という音は、最終的には万国共通、似てくるものらしい。

日本語教師養成講座では言語についていろいろなことを学習するため、ふだん使っている何気ない言葉にも敏感になってくるが、日本語教師としても、こうした「音としての言語」の共通性の面白さを、日本語を学習する外国人に伝えていきたい。

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2011年11月02日

日本語は外国人には綺麗に聞こえるらしい

以前、NHKの海外と日本文化紹介系のTV番組で触れていたが、外国人には日本語はキレイに聞こえるらしい。日本人にはいまいちどう聞こえるのか、音的にはわかりづらい。が、確かに例えば中国語はシャ・シィ・シュ・シェ・ショなどツバを吐くような発音が耳につき、韓国語はあまり口をひらがず「ニダ」などの濁音系が多い。韓国語(ハングル)が東北弁に似ているのはやはり緯度38度線と新潟青森の東北地域と同じで、気候が寒いためにあまり口を開かないでしゃべるようになったことが影響しているからであろう。その法則でいけば、逆に東南アジア、赤道近くのタイ(タイ語)など「パッ」など口を大きく開いて発音する言語が多くなるのも頷ける。フランス語は鼻母音が鼻につくし、英語はL-Rの巻き舌系が音的にどうか、といった部分がある。
個人的にはSVOと主語の後にすぐ動詞がくるため言わんとすることがすぐわかるSVO構造の英語と中国語が、理路整然としていて好きなのだが。(文法的にはSOV構造の日本語は文末まで聞かないと肯定なのか否定なのかがわからず、イライラする時がある。特に古文は抽象的・観念的で苦手だった。)
翻って、いわれてみれば、日本語にはあまり音的なクセはないので、音的には綺麗に聞こえるのかもしれない。(あくまで日本語の標準語の話だが。)
日本語教師養成一般通信講座 基礎科〜専門科にかけて、この日本語の特徴について勉強した。誇れる言語=日本語を教える職業、日本語教師はやはりおもしろい。
由紀さおりさん、欧米で大ブレーク 日本語で歌いヒット.jpg
そういえば歌手の由紀さおりさんが日本語で歌ったアルバム「1969」が欧米のヒットチャートで上位に入りヒットしている。日本語で歌ったことが新鮮に聞こえたらしい。我々はもっと日本語に自信をもったほうがよい。
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2011年06月16日

100字で日本語教師の志望動機を

日本語教師養成講座の第一回目ワークシート7問目は「日本語教師を目指す理由を百字程度で書く」というもの。
目指す理由は複数あるが、いずれも必要に迫られてのもの。100字に改めてシンプルに動機をまとめるのは動機付けを今一度しっかり持ち直すには効果的かもしれない。
志望動機も書いて添削ワークシートを提出。まず提出受領連絡はすぐにきて、2日後には日本人講師によって添削されたワークシートが返却された。インターネット添削は速い。
このペースなら飛ばしたら半年もかからないうちに済んでしまうかもしれないが、元来のマイペースぶりと働きながらの受講なのでのんびりやっていこうと思う。
実は現段階で日本語教師養成420時間講座はもうすでに半分以上は修了しているのだが、あまりに講座内容がおもしろすぎてこのブログの更新が追いつけないでいる。
時間をみながら、前半に学んだことの復習もかねて更新していこうと思う。
日本語教師が属する語学教師は、もちろん言葉を教える教師ではあるが、言葉それ自体が単独で存在しているわけでなく、それぞれの言葉の背景にはそれぞれの言語の国の文化や歴史、その国の人の考え方・価値観が存在しており、言葉はそれらを反映したもの。
だから文化や歴史を切り離して日本語を教えることはできず、それと同様に学習者の言語に対する理解も必要になる。つまり、それは学習者の国の文化や価値観ということでもあり、「日本語教師は日本語だけ話せればよい」では、決してやっていけない職業である。
お互いが言語を通じてお互いの文化を尊重し、理解することではじめて教師と日本語を学ぶ生徒信頼関係もできるのである。
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2011年02月26日

これ それ あれ:場所関係を英語で

日本語教師養成一般通信講座:基礎科 第一回目のワークシート6問目は「六. 「これ」、「それ」、「あれ」の場所関係を英語で簡単に述べなさい。」というもの。
拙い英語で回答していく。といっても初級英語で、しかも文法英語で大丈夫なレベル。テキストにもヒントとなる内容が書かれており、実際、ワークシートにもテキスト該当箇所の指示が載っている。
この日本語教師養成講座の特徴は、日本語だけでなく、英語での説明も随所に取り入れ、広く通用する日本語教師になるよう目指しているところ。
そもそも日本人であれば、英語で説明できれば、日本語でも説明できるので、この講座のように、最初から英語で説明できるよう、練習したほうが一石二鳥で手っ取り早い。英語を意識したほうが「日本語」を客観的にとらえることが容易になる。
「これ」「それ」「あれ」を説明する場合は、場面を設定し、実際に物を用いて位置関係を認識させていくことが必要だ。
例えば、生徒を教室内に展開させ(散らばらせ)、何か持ち物を持って立ってもらったり、置いてもらったりする。または絵カードを作成して、教室内のあちらこちらに置くなど、いろいろな位置関係の状況を設定して行うとよいようだ。
About:Japanese “kore - this ”“sore - it”“are - that”in English
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2011年02月09日

日本語疑問文を英語で説明する

日本語教師養成講座の第一回目ワークシート5問目は「日本語で疑問文を作る際の説明を英語で説明」するもの。
日本語の疑問文では、終助詞「か」を文末に付けて作る。但し、終助詞「か」は、肯定疑問文だけとは限らず否定疑問文にも使われる。
日本語の場合語順を替えることなく簡単に疑問文ができるので、そのことも生徒(日本語学習者)に強調して教える必要があるらしい。
終助詞「か」には、詠嘆を示す「どれだけ努力したことか」や予期せぬ事実に遭遇した驚きをこめてその事実を強調する場合「そんなこと聞かれてもわからないじゃないか」といった用法もあることを識別できるよう、生徒に教えないといけない。
この講座の特徴の1つが、(日本語で日本語を教える直接法だけでなく)英語で日本語を説明できる間接法の練習が組み込まれていることだ。といっても自己紹介程度の基礎的な英語力があれば十分対応できる。
「日本語はいかに丁寧に伝えるか」が重んじられる言語だが、英語は「いかに簡潔に伝えるか」が求められる言語である。設問にこの対比が効いている。日本語を英語で伝えようとする間接法の練習はなかなかおもしろい。

日本語教師養成一般通信講座:基礎科 第一回目
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2011年02月05日

世界のどこでも日本語教師

先日テレビを観ていて初めて知ったのだが、アンドラ公国という小国がスペインとフランスの国境線上にあり、そんな小さな国でも日本語教師として働いている日本人(女性)が一人いるという。ちなみに2011年1月現在でアンドラ公国在住日本人は4人、日本在住のアンドラ人は1人のみ、とのこと。アンドラの中心産業は観光業、そして公国ゆえにタックス・ヘヴン(無税)国。だから隣国フランスやスペインから買い物目当てでやってくる人が多いらしい。
私が受講している日本語教師養成講座ヨーロッパ在住で欧州から通信講座を受講している人も多いらしい。日本語教師養成講座の受講生分布を見たところ、トリニダード・トバゴという国にも養成講座の受講生がいるようだ。トリニダード・トバゴ...南米・カリブか。そういえばサッカーか何かでそんなチームを見たことあるような気がする。
それにしても改めて日本語教師という職業に国境がないということを考えさせられた。地球の隅々で日本語教師として活躍している日本人がいるに違いない。日本語教師、なんだかおもしろい職業である。

【関連記事】:通信の日本語教師養成講座を申し込んだ
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2011年02月03日

助詞「は」の特徴

日本語教師養成講座の第一回目ワークシート4問目は、助詞「は」の特徴となぜ日本語の主語に「は」がよく付けられるのか、について、これを英語で説明せよ、というものであった。
まずは日本語を英語で説明することによって、より日本語を客観的にみえるようになる、というこの講座の特徴が意図していることが実感としてわかってきた。日本語教師のビギナーにとって、日本語を日本語で解説すると普段使いなれているため、ほつれた糸のごとく わけわからんくなるものである。
しかし英語を使うことによって日本語との間にも距離感が生まれ、日本語学習者(生徒)の立場もなんとなくわかってくるから不思議だ。
ちなみに助詞「は」の機能は「は」の前に来る言葉を文中で話題化すること。そして助詞「は」は主語の後によく付けられる等々を英語で回答した。
この日本語教師養成講座では英語で日本語を教える間接法という日本語教授法も学ぶので、もっと高い英語力を求められるかと恐れていたが、海外旅行での自己紹介レベルの英語力でも十分間に合いそうではある。
日本語教師は日本語や日本文化を分解・解剖していく。まるでTVドラマ「CSI:科学捜査班」のようでおもしろい。「JLT:文法捜査班」といったところか。(JLT=Japanese Language Teacher)
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2011年01月30日

日本語のアクセントの規則

日本語教師養成講座の第一回目ワークシート3問目は、「日本語のアクセントにはどんな規則があるか」。
面と向かって聞かれると躊躇してしまう設問だ。ワークシートにはそれぞれテキストの該当箇所が明示されているのでそれを見ながら回答していく。
要は「あめ(雨)」と「あめ(飴)」、「はし(橋)」と「はし(箸)」の違いのことだ。
私たちはその意味の区別を声の高さの時間的な変化の配列の違いで行っている。例えば、「雨」と「飴」の場合、「雨」では「ア」が高く「メ」が低いのに対して、「飴」ではその逆で「ア」が低く「メ」が高くなる。このように個々の語について、社会的習慣として決まっている高低の配置をアクセントといい、イントネ−ションやプロミネンス(卓立)と異なる。
イントネ−ションやプロミネンスは、個々の語について決まっておらず、発話者の表現意図を表すために文末(イントネ−ション)や強調箇所(プロミネンス)などに現れるもの。これらは一つの同じ文においても、発話者の表現意図により変わる。
日本語には、この「雨」と「飴」のようにアクセントの違いのみによって対立する語の組み合わせがきわめて多いのが特徴だそうだ。言われてみるとそうかもしれない。
英語にも、アクセントにより語を区別することがあるが、英語の場合、音節数が日本語のそれよりはるかに多く、同音異義語の数が少ないため、日本語ほどアクセントの違いのみで対立する語の組み合わせることは多くない。
cóntent(内容)/ contént(満足する)
désert(砂漠)/ desért(放棄する)
などいろんな例が紹介されている。また、英語にはアクセントで品詞の区別をする語もある。
ここの日本語教師養成講座通信の特徴は英語の比較などが充実している点だ。英語と対比していくと日本語も非常に客観化されてわかりやすい。

日本語教師養成一般通信講座:基礎科 第一回目
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2011年01月25日

求む!標準語が話せる日本語教師..

日本語教師の求人情報をマメにチェックするようにしているのだが、採用基準の求められる資格に、
日本語教師養成420時間講座修了者
日本語教育能力検定試験合格者
・大学で日本語教育主専攻または副専攻
などの通常のよくある採用基準の他に、稀に、
ネイティブの日本人であること
とか、
標準語が話せること(教えられること)
といった条件が課せられていることがある。

「ネイティブの日本人であること」と言うのはまぁわかる。日本語教師とて実は全員が日本人であるとは限らない。ベトナム、中国韓国籍などの日本以外の国籍の方にも日本語教師をやっている人はいる。オーストラリアニュージーランドなどのの小中高校にいけば、オーストラリア人やNZ人の日本語教師が片言ながらも日本語を教えていたりもする。中には日本人よりも丁寧な日本語を話せる人もいれば、めちゃくちゃな日本語を話す日本語ネイティブではない、日本語教師もたくさんいたりするからだ。
でも「標準語が話せること」としてはなかなか地方出身者にとっては痛い話である...
「清く正しい日本語」を話せるよう、日本語教師養成講座受講中も努力しよう。
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2011年01月24日

日本語の母音・子音の特徴

日本語教師養成講座一般講座 基礎科の第一回目のワークシートの二問目は、日本語の特徴のうち、日本語の母音で時々弱く発音されるものは何か?について。
はてなんだろう...
i とか u のことだろうか。テキストを紐解いてみる...
この設問の目的は発音指導だ。DVDなどの視聴覚教材はあるものの、日本語の学習者(日本語学校の生徒など)が最も接する生の日本語となると、やはり日本語教師となる。そのため、日本語教師の日本語は、学習者の模範になるので、その自覚を十分持って日本語指導に臨まなければならないそうな。ふむふむ。

そして、日本語を教えるということは、外国人の目で日本語を客観的に感じることができてはじめて可能。ゆえに発音についても、外国語として日本語の音を捉えることができなければならない。「外国語としての日本語」の認識を我々日本人に認識させるための設問というわけだ。

一般に日本人は母音とか子音とかいう単音(音声学的最小単位「音声記号の単位」)の意識がなく、ほとんどの音を子音と母音との組合せによる両者未分の音節の単位で捉えている...その通りだな。英語と比較するとわかりやすい。日本語教師になるには英語力がある程度必要な理由がなんとなく分かった気がする。

他にも日本語特有の「逆さ言葉」という言葉遊びや無声化現象子音の指導法などの例が挙げられていてわかりやすい。
日本語を分解して、外国語としてとらえる練習はなかなかおもしろく、日本語教師養成講座は目からウロコである。

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